まずは、ここを理解するところから始めてきましょう!
Q.どうして白髪が増えるの?
A. ひとことで言うと、髪の毛を黒くする「色つけ職人」が、お休みしてしまうからなんです。
詳しく説明しますね。
1.髪の毛は工場(毛包)で、「2人の職人」が働いているんです。
他にもっと関係者がいるんですが割愛します。
①「髪の毛をつくる職人」(毛母細胞(もうぼさいぼう))
髪の毛そのもの(初めは白い)を、どんどん作る職人です。
②「色をつける職人」(メラノサイト)
「黒い絵の具(メラニン)」を作って、その紙に色を塗る職人です。
普段は、「髪の毛をつくる職人」が作ったまっ白な紙に、「色をつける職人」が黒い絵の具を塗ってくれる。
だから、髪の毛は黒い色で生えてくるんです。
2. 白髪は「色つけ職人」のストライキ!?
では、白髪はどうしてできるんだろう?
それは、「髪の毛をつくる職人」は元気(①)なのに、「色をつける職人」だけが疲れてお休み(②)しちゃった状態なんです。
「髪の毛をつくる職人」は元気だから、髪の毛(まっ白な紙)はどんどん作られる。
しかし、「色をつける職人」がお休み中だから、黒い絵の具が塗られない。
だから、色が塗られていない「真っ白な紙」が、そのまま髪の毛として生えてくる。
これが「白髪」の正体です。
3. なんで「色つけ」はお休みしてしまうの?
「色をつける職人」がお休みしてしまう理由は、いくつかあるんです。
①加齢
職人が年をとってついに引退してしまう。こうなると、もう黒い絵の具は作れない。これが一番多い理由です。
②ストレス、栄養不足、喫煙、睡眠不足
ストレスや喫煙による物流(血流)が滞り、職人が元気になれるご飯(栄養:タンパク質やビタミン)が届かなかったり、不眠不休で働くことに嫌気がさして一時的にストライキを起こしてしまう。
③病気や薬の影響
病気や薬のせいで、職人が働けなくなることもあります。
②・③の「一時的にストップ」しているだけなら、その原因がなくなれば、また職人が働き出して黒髪が戻ってくる可能性があります。
④遺伝
親からの遺伝や、「隔世遺伝」なんて言葉も聞いたことあるかもしれませんが、家系的にそうなるように産まれた時からプログラム化されています。
⑤紫外線
紫外線は皮膚の奥まで届いてしまうんです!
そうすると、我々の体の中にある酸素が必要以上に活性化(活性酸素)し、錆(酸化)させてしまいます。
この原因が全てではないですが、特に顔周りや分け目に白髪が多いのは、髪の毛の重なりも少ないため直接影響を受けてしまいますから多くなるのもうなづけますね。
⑥アルカリカラー(酸化染毛剤)
一般的に皆さんに広く認知されている、いわゆる「ヘアカラー」。
1剤(アルカリ)と2剤(過酸化水素)を混ぜ合わせるタイプのカラー剤は、頭皮が酸化し老化を早めるリスクがあるんです。
皆さんは今まで当たり前のようにやってきているかもしれませんが、しっかりと理解した上で臨んでくださいね!
ちゃんと説明をしてこなかった私に責任がありますからここで学んでいきましょう!